地域の森と林業を守る
家具プロジェクト
地域の森の木を使い、
地域で使ってもらう家具を作る
「ふるさと家具」は地域の森林の木を家具産地「大川」で家具にしてお届けする地域の森活性化プロジェクトです。
各地から産出された木材を購入し、製材から加工、家具の製造、納品までワンストップでご提供いたします。
木材を適正に利用し、生きた森にすることで、山林の災害予防を目指しながら、地域の様々な空間を豊かにする家具をお届けします。

すべては
山からの恩恵でした
福岡県大川市は480年の歴史をもつ家具の街です。
大分県日田市を源流とする筑後川の河口に位置し、古くより杉の産地であった日田市から筑後川を用いて杉を運搬していました。
その杉材を用いた造船業が大川で盛んになり、その船に乗せる船箪笥づくりが家具産業の発祥と言われています。
その後、戦後の復興需要もあり家庭用家具の製造で一大家具産地を形成していきました。
大川が家具の街として現在に至るのは、すべては杉材を産出する山とそれを運ぶ物流インフラであった川の恩恵を十分に受けたおかげです。

大川でつくる
大川だからできる
大川は歴史的な背景から木工産業集積地としてこれまで成長してきました。
原木を製材する製材所、製材された木材を建具や家具に仕立てるメーカー、そしてそれを全国へ届ける物流があるので、山から伐採された木材を大川へ持ち込むだけで、製材から加工、家具製造から納品までをワンストップで提供できます。
さまざまなフェーズでのプロフェッショナルの存在が大川の木工産業集積地としての最大の魅力です。

木材を扱う責任
大川はこれまで、家具産業という木材を大量に扱うことに従事しながら、木を育て、山の健全な状態を維持することに対する責任を果たしてきませんでした。
戦後に植栽されたスギ・ヒノキなどのその多くが今、伐期を迎えています。この国産木材を適正に使うことが、山を健全な状態に保つことに繋がると言われています。
これまで山の恩恵を受けてきた大川が国産木材を活用することで地域の森と林業の活性化に、また地域のさまざまな空間を豊かにする家具をつくることが地域貢献に繋がると考え、活動を始めたのが、この地域の森活性化プロジェクト「ふるさと家具®」です。

森が家具になるまで

SDGsへの取り組み
「ふるさと家具®」は福岡・大川家具工業会が
「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に取り組むプロジェクトの一つです。